株式会社三技協 The Optimization Company

2021.03.17

【LED通信】トラック後続車無人隊列走行が実現しました
~無人トラック新東名を走る!~

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経済産業省・国土交通省が推進する「トラック隊列走行の社会実装に向けた実証」プロジェクトにおいて、三技協の【LED通信】技術を搭載したトラックの後続車無人隊列走行実験が成功を収め、社会実装に向けた技術検証に貢献しました。

■「トラック隊列走行の社会実装に向けた実証」プロジェクトとは

物流業界が直面する、トラックドライバー不足や燃費改善などの課題解決に向け、2016年にスタートしたトラックの後続車無人隊列走行の実現を目指した研究開発・実証事業です。
本件は豊田通商株式会社が経済産業省および国土交通省から受託し、当社は2017年から車両間の光通信機を担当、当社製品【LED Backhaul®】の光無線通信技術をベースに改良を重ね車車間通信システムとして提供しています。

■後続車運転席無人状態の大型トラックの隊列が高速道路を走行

今回の実証実験は一般車両が走行する新東名高速道路の一部区間で行われました。3台の大型トラックは、先頭車両のみ運転手が乗車し、後続車の運転席は無人状態で(助手席に保安要員が乗車)9mの車間距離を保ちながら時速80㎞で走行しました。

■LED通信がトラック間プライマリー通信システムに適用

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トラックの車両間をつなぐ通信手段には、2018年、2019年に高速道路で行われた公道走行実験に続き、当社のLED通信技術を提供しました。LED通信は、その特性である「高速大容量」「低遅延」「広角」「機器の小型化と可動性」が車車間通信に必要なスペックに適合するとして、トラック間のプライマリー通信システムに適用されています。

■2025年以降を目標に商用化

今後、政府の成長戦略では「2025年度以降の高速道路におけるレベル4(高度運転自動化)の自動運転トラックの実現を目指し、高性能トラックの運行管理システムについて検討を行う」ことが掲げられています。当社においては、今回のトラック後続車無人隊列走行の成功を活かし、自動運転技術への貢献をはじめLED通信の多様な可能性の開発に邁進します。


<参考リンク>

◇経済産業省 metichannel 走行時の様子(動画):
高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術を実現しました②走行時の様子 - YouTube

◇経済産業省 ニュースリリースアーカイブ:
高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術を実現しました (METI/経済産業省)

◇豊田通商株式会社様HP:
高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術を実現


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