株式会社三技協は、LEDの光を使った大容量無線通信システム【LED Backhaul®】を発売します。
【LED Backhaul®】は、4K8K映像伝送や移動設置に適した、電波を使わない最先端の通信システムです。
平昌オリンピック4K中継の推奨速度20Mbpsを大きく上回る通信速度で送受信できます。
通信速度 100m/500Mbps 通信遅延 通常0.5msec未満。
【LED Backhaul®】を外へ持ち出し屋外イベントで使用する、工場内で頻繁に組み
替えるなど、
【LED Backhaul®】の可動性の高さは、諦めていた無線環境を現実にします。
LEDの光で通信する【LED Backhaul®】は、工場や病院など電波が使えない場所で高速無線が使えます。
さらに、街中に交錯する電波の干渉を受けずに安定したネットワーク環境が整います。
2つの機器を向かい合わせて送受信を完成させる【LED Backhaul®】は、外部からの侵入は極めて難しい通信方式です。
三技協は、欧州最大の応用研究機関である独・Fraunhofer HHIと提携し、LED光による高速無線通信の共同開発を進め、このたび実用化に至りました。今後【LED Backhaul®】は、Fraunhofer HHIの国際標準化活動により、IEEE 802.15.13 と ITU-T G.vlcにて規格化される予定です。
【LED Backhaul®】が求められるシーンとして、「ケーブル敷設と撤去を繰り返すイベントでのテンポラリーネットワーク」「ノイズが大きくレイアウト変更が頻繁に生じる工場内のLANの延長」「電波が届かない地下鉄やエレベータ、水中での通信」……等々。
LED通信がカバーできる範囲はこれまで以上に広がっていきます。IoTの牽引役として様々な業界が自由な発想で導入し、活用できる通信システムを是非ご覧ください。
◇求められるシーン
本発表にあたり、Fraunhofer HHI様、可視光通信研究倶楽部(カシケン)様からエンドースメントを頂戴しております。
Fraunhofer HHIは、欧州最大の応用研究機関であるFraunhoferの通信技術研究所として、これまでに世界の各国に通信技術を展開してきました。この度、LEDの光を利用した新しい無線システム(LED Backhaul)が、三技協様との協業により、日本市場にて実用化されることを心より歓迎いたします。 Fraunhofer HHI |
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カシケンは、三技協様がこの度LED Backhaulを商品展開されることを心待ちにしており、心よりお喜び申し上げます。カシケンは、来るLED通信市場の立ち上がりに先駆けて、WEBサイトを通じてみなさまにLED通信の魅力そして発展の姿を発信してきました。LED Backhaulの登場により、電波の使用が不都合な環境においても、セキュアな無線ネットワークを構築できる時代がやってきます。 三技協様の商品展開が、日本が世界でもいち早く商用でのLED通信市場の発展の起爆剤になることを切に祈願いたします。 可視光通信研究倶楽部 |
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通信性能 | 最大通信速度750Mbps、 最大通信距離300m (100mで500Mbps程度) | ||
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サイズ | W262 × D158 × H150㎜ | 通信方式 | IEEE 802.15.13 |
重量 | 約2.9㎏(ACアダプタ等除く) | インターフェイス | RJ-45(1000BaseT) |
電源 | AC100V/DC12V | 電信波長 | 近赤外線 |
消費電力 | 約15W | 防水性能 | IP67 |