株式会社三技協 The Optimization Company

国際多様性学会にて論文受賞

photo第16回国際多様性(組織、コミュニティ、国)学会において、長沼仁美(三技協理事)の論文が表彰されました。

◇国際多様性学会HP◇

Diversity in Organizations, Communities & Nations Journal Award(期間限定オープンアクセス)
http://ondiversity.com/journals/awards


論文は、米国北東部のニューイングランド地方に住む日本人および日系人を対象にして行った、長沼自らのNPO活動をベースとした研究成果です。昨秋、同学会で受領後出版されました。

頼る人がいない異国に暮らす日本人にとって拠り所となる日本人コミュニティですが、すべての人が現地でより良い人間関係を構築し精神的な健康を保てているわけではありません。このようなマイノリティ環境における日本人の課題を、長沼自身がボランティア活動を通じて見出しました。2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件後に調査を行い、実態を把握・分析し結果を得ました。

さまざまなコミュニティが存在する中で、「日本人コミュニティと米国人コミュニティのどちらにも所属しようとする人は、日本人コミュニティにのみ所属する人よりも困ることが少ない」という結論を導き出し、現地での多様な人とのつながりが精神衛生上重要な意味をなすことを伝えています。

 

■長沼仁美

株式会社三技協理事。2002年臨床心理士資格取得後、医療・教育・産業各領域で心理検査および心理療法に従事。2007年上智大学で博士号(心理学)取得後渡米。地域援助のNPOで電話、メール相談やアウトリーチ活動に携わりながら、2014年Harvard School Hearth Program修了。2016年、第16回国際多様性学会にて、バーチャルポスターを発表。同研究がThe International Journal of Diverse Identities に受理され出版、受賞に至る。
三技協では、社員のメンタルヘルスの課題を専門的な視点で捉え、研修や執筆を通じて全社員を対象にメンタル不全予防啓発に尽力している。

記事一覧へ戻る

YOUTUBE
セミナー展示会のご案内
ライブラリ
CSR活動
書籍のご案内
お問い合わせはコチラ