LED通信事業プロジェクト エンジニアブログ
DJI NEOとRC2のセットアップ-ドローン編
記事更新日 2025年6月10日
はじめに
前回記事ではドローン本体とコントローラーを別々に購入した場合のセットアップ方法について、主にコントローラーについて記載した記事を投稿しました。今回は後編のドローン編を投稿します。
コントローラーの準備おさらい
今回記事ではドローン側の操作も行いますが、引き続きコントローラーでの作業も伴いますので、まずはコントローラーの電源をオンにします。電源ボタンを素早く2回クリック、2回目は長押しです。
画面が点灯し、DJI Flyトップ画面が立ち上がったら画面右下「機体に接続」をタップ後、DJI NEOをタップして「電源オン&機体に接続」画面に移動します。次章にてドローンとペアリングを行うまで、本画面にてコントローラーは待機しておきます。
ドローンとコントローラーの接続
それでは、ドローン側の電源投入を行います。まずはNEO前側に取付けられているスモークのジンバルプロテクターを取り外します。次にコントローラーと同様に電源ボタンを素早く2回クリック、2回目は長押しで電源オンにします。
普段使っているAir3と比較して、NEOの電源ボタンの押すタイミングや押込み量には若干クセがある印象です。
ドローンの電源オンを確認できたら、コントローラーの画面中央下にある「機体に接続できませんか?」をタップします。
画面の指示に従って、ドローンの電源ボタンを4秒長押ししてペアリング待機モードにします。画面によるとビープ音が鳴るまでとのことでしたが、こちらで作業を行った機体は長押し後にビープ音は鳴らないままペアリング待機モードに移行しました。インジケーターが通常時の常時点灯から、左から右に流れるような点滅に切り替わるので、音が鳴らない場合はインジケーターを確認するようお願いします。
ペアリング待機モードに移行したら、コントローラーの画面右下「機体のビープ音が鳴りました」をタップします。
下図以降、NEO前側のボタン周辺に黒ビニールテープを貼り付けていますが、引き渡した後を考慮して操作の不要な箇所を塞いでいるだけですので、とくに深い意味はありません。
画面右下「ペアリング」をタップすると、ボタンが「ペアリング中」という表示に切り替わってコントローラーからビープ音が鳴り、ペアリング待機モードのドローンとのペアリングを行います。大きな音が鳴りますので、作業場所に注意しましょう。
ペアリングが完了するとDJI Flyトップ画面に戻り「表示サイズ切替」が表示されます。文字サイズを標準・大で変更ができるので、お好みで選択してください。がぞうでは標準にチェックが付いていますが、筆者環境では老眼対策として「文字サイズ 大」を選択しました。
ドローンの初期設定
ドローンとコントローラーのペアリングが完了したので、いよいよドローンの初期設定を進めていきます。
ドローン本体の初回起動および接続ということで、コントローラー同様にアクティベーションが必要です。
画面右下の「アクティベーション」をタップし「DJI機器をアクティベーション」と表示されるので画面中央下の「同意します」をタップします。
アクティベーションが完了したら「完了」をタップします。
ドローンのアクティベーションが完了すると「DJI Care Refresh」という画面が表示されます。
故障や経年劣化、紛失に対する有料補償サービスで、加入するか否かはお好みで選択してください。
次の画面に移行すると、機体ファームウェア更新の旨が表示されましたので画面右下「更新」をタップして更新完了を待ちます。ファームウェア更新が完了するとドローンは自動的に再起動します。
機体ファームウェアの更新が完了したら、DJI Flyトップ画面右下の「GO FLY」をタップし、ドローンが現在認識しているカメラ映像を表示する画面に移行します。
様々なパラメータが表示されていますが一旦無視し、まずは画面右上の「・・・」アイコンをタップして設定画面を開きます。
画面上部に配置されたタブから「詳細」をタップし、画面を少量下にスクロールした箇所にある安全飛行データ欄の「更新確認」をタップします。
更新情報の確認が入った後に「新しい静的飛行安全データベースが利用できます」と表示されるので「更新」をタップします。
「安全飛行データ」画面に移行したら、画面右下の「更新」をタップし更新が完了するまで待ちます。
プログレスバーが100%になり更新完了と表示されたら、画面左上の✕アイコンをタップして元の画面に戻ります。
これでドローンとコントローラーの初回セットアップが終わりました。
屋外飛行させるにはDIPSへ機体登録が必要で、適法状態に持ち込むにはまだまだ手続きが残っていますが、機能的にはここまでの作業にてNEOを飛行させるための準備が整いました。
前回記事のまとめにも書いた通り、今回調達した機体は記事執筆後に機体登録およびリモートID書き込みを済ませて、屋外でも飛行できる状態にしてあります。過去記事では機体登録等についても執筆してますので、ご興味のある方はあわせてお読みいただければ幸いです。
まとめ
以上「DJI NEOとRC2のセットアップ-ドローン編」でした。
普段DJIのドローンを扱っている身としても、ドローン本体とコントローラーを別々に購入してペアリングさせる操作は初でした。
記事にはしていませんが、ドローン初の方向けにマニュアルも作って、実際に操作してもらったりもしました。その際、飛行に免許が必要なのか[^1]と質問されることが度々あり、ドローンの運用について未経験者にはまだまだ浸透していないことを実感させられます。初めて触れる方と意見を交わして、ドローンの扱いにおいて何がハードルになっているのかを探る、良い機会にもなりました。
それでは、今回もご拝読いただきありがとうございました。