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2012年10月23日

 

■パプアニューギニア教育省の方々が来社されました

 10月23日、自国の遠隔教育の発展を目的に、先進的な教育機関、ICT利用企業の視察先の一つとして、パプアニューギニア教育省の方々が三技協本社を訪れました。

 パプアニューギニアでは、学校や教師の不足など、教育環境が整わない地域が多く存在しています。その解決策として、遠隔教育が注目されています。

 現在、初等・中等教育中退者を対象にFlexible Open Distance Educationという通信教育制度が設けられています。全国で46,000人以上の学生がこの制度に登録しています。現在の中等教育(セカンダリースクール)対象者が65,000人という状況を考えると、パプアニューギニアにとっていかに遠隔教育が重要な課題であるかがわかります。

 同国の最高学府であるパプアニューギニア大学は2005年からOpen Universityとなり、遠隔教育に対応してきました。現在では、入学前に学ぶ「大学入学準備講座」の遠隔教育コースも設置され、多くの学生たちが地方から教員や研究者を目指して学んでいます。

 日本では、独立行政法人JICA(国際協力機構)が、遠隔教育のための番組制作や教材開発などを支援しています。

 来訪当日は、パプアニューギニア教育省の方からパプアニューギニアの通信環境、教育制度に関するお話しをいただきました。当社からは、社長の仙石によるサイバーマニュアルの紹介をはじめ、インド出身のエンジニア、ラナ・ニラジ(コアネットワーク営業本部第二部)が、衛星通信など三技協の通信事業を通じて、インフラ整備に関する情報提供を行いました。

 視察団の方々からは、衛星通信に関するして多くの質問が上がるなど、出るなど、当社三技協の通信技術に高い関心を示され、興味を持っており、活発な意見交換が行われました。

 パプアニューギニアの通信教育についての詳しい情報は、JICA(独立行政法人国際協力機構)HPをご覧ください。
https://www.jica.go.jp/project/png/1241038E0/00/03_03.html